要約:
bat を囲いの中で飛ばせて運動データを計測した。結果、St はだいたい 0.2 - 0.4 くらいの効率のよいところで飛んでいた。飛行速度に応じた明確な gait change は確認されなかった。また low flight speed では、upstroke で特徴的な翼のねじれが見られた。Flight speed ないし wingbeat frequency による各種パラメタ(body angle とか stroke plane angle とか)との関係が(すべてではないが)指数による式で整理された。
# 注:gait は馬での「並足・早足・駈足」の概念。英語の gait は馬だけでなく羽ばたき飛翔体にも使う。魚にも?
感想:
一見すると「あそう、gait なかったの。PIV はやってないんだ」で終わってしまいそうだけれど、CFD で必要な kinematics data いや data のみならず遷移飛行に必須(と思う)の数式 -- 速度ないし羽ばたき周波数の関数 -- があるのは非常にオイシイ。はず。
あと地味に低速で尾翼(といっていいのか)の動きが最も激しいとかいう情報も。
でも何よりは、Strauhal number についての情報がありがたかった。ちょっといまだに reduced freq. との関係がよくわかんないっていうか "単に 2PI 倍するだけ" という記述があったけどそれは誤解ではないのかと。
そういえばこないだ読んだ Norberg(ノルベリ)の bat の paper からはちょうど 30 years も経ってる。この 30 年はつまり Weis-Fogh から 30 年ってことでもあるけど、この間に biomechanics of flight はどれほど進歩したんだろう。なんかほとんどしてなくないですか(そんなことないのかな)。風穴を開けつつあるのが robotic flapper, wind tunnel + smoke/DPIV, and numerical simulation である、というようにも見える。いずれも電子工学の発展を待たねばならなかったということでしょうか(風洞は光学系ね)。
Vocabulary:
later...
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