2011-12-16

プレゼンで気をつけたいこと

Tipというか基本なんだけど。

学会発表だけでなくゼミやミーティングでのプレゼンというかスライドによる発表も想定している。

  • スライドにはビジュアルを詰め込む。文字は、結局はすべて口で言えるので極力減らす。
    • 特に学会発表では限界まで減らす。
    • ゼミでは、持ち時間にもよるが多くてもいい/多いほうがいい。
  • グラフを見せたら必ず縦軸と横軸が何かを言う。
    • 最も基本的なことなのにできてない人が非常に多い。特にゼミで多い。
  • 数値計算をした場合、主要な計算条件を示す。
    • 何が主要かというのは audience による。たとえば毎回同じ顔ぶれのゼミで、先週の発表とほとんど同じ計算をした、というのであれば前回と違う点についてのみ触れればよい。前回とかなり違うことをしたり、初めての計算を発表するのであれば、xyz軸がどっちか、とかの基本から丁寧に説明すべき。自分で計算したなら当然条件は言えるだろうし、誰かに手伝ってもらった場合でも、自分の研究の総責任者は当然自分なので、条件は把握しておかないといけない。
    • 学会発表は時間制限があるので話がかなり変わってくる。CFDの場合であれば無次元数(Reとか)とそれに使った代表長さ・代表速度、境界条件あたりがだいたい必須で、計算領域のサイズ、メッシュ数、初期条件なども必要に応じて入れる感じになるが、持ち時間と自分のストーリによってはかなり大胆に端折ることも重要。しかたなく削る、のではなく、あえて削る。生物屋さんに「Navier-Stokes equations の離散化が有限差分法でも有限要素法でもなく、有限体積法で、しかも strong conservation form と pseudo-compressibility を使っているんですよ!」なんて言っても相手寝ちゃう。流体計算について生物屋が知りたいのは、まず「2Dなのか3Dなのか」「blade element method のような簡易的なモデルなのか、ガチのCFDなのか」というところなので、たとえば「3次元(非圧縮の)Navier-Stokes equations を解いている」くらいでいい。解いている対象が明らかなら、「非圧縮の」は入れなくてもいいくらい。スライドの文字は削って口で言う、のが理想かな。
まだ増えそうだけどとりあえずここまで。

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