2012-05-12

Don't Look Back in a Presentation

# ここでいうアニメーションとは、動画ではなく文字や画像が出現したり動いたり消えたりするやつのこと。Keynote でいうとビルド。

僕は学部4年のときからずっとスライドは「アニメーションてんこ盛り派」だったのだけれど、知っての通り我々は「アニメーション撲滅派」や「アニメーション少なめ派」と長期の冷戦状態にある。

彼らのイデオロギーがほとんど/まったく理解できていなかったのだけれど、先日 Garr Reynoldsの『シンプルプレゼン [amazon.co.jp]』のDVDを見て、初めて「あ、もしかして」という理由に出くわした。

いきなり結論にいくと、要はスクリーンを振り返らないためじゃないかと。振り返らないためにどうすればいいかを今回の DVD で得た知識をもとにまとめると、こんな感じ:

・15 m などの長い VGA ケーブルを持参して、laptop をステージと客席の間に置く。もちろん自分に見える向きに
・進行を頭に叩き込む
・laptop は遠くにあるので「いまどのスライドか」くらいはわかるが、「いまアニメーションのどこにいるか」はわかりづらい。したがって、細かいアニメーションは使わない。「画像があるかないか」くらいの大きな動きならいいかも
・以上のことをリハーサルで確認する。会場でリハーサルできない場合は事前に間取りを担当者にきいておく
・会場の VGA ケーブルが引っこ抜けないことがあると思うので、延長用コネクタも必須か。とりあえず エレコムのこれ [amazon.co.jp] 買ってみた

ただ、せっかくこうやって振り向かないようにしても、我々「講演者が見える程度に明るくすべき派」に対する「会場は真っ暗が当然だろ派」(特に工学系に多い印象)の弾圧がなくならないことには…。もちろん自分の講演の時には必ず「前だけ明かりを付けてくれ」って言うんだけど、彼らはいつも「あ゛?見づらいだろが?ってか学生風情がなに偉そうにいってんだコラ?」って顔するし、ときどきはスルーされるっていうね…。

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