2012-05-14

iPad で論文を読む - iPad, Mac, Win でハイライトやコメントの同期ができないか?

// Caution: この記事は古いので今となっては obsolete だと思われます。(2013-09-30)


前提として、論文は全部 SugarSync で共有してる。だいたい1,000ファイル、3 GBくらい。かつ、PC と Mac では Mendeley で検索。今まではいちいち印刷してから読んでたのを iPad で読みたい。というか iPad (3rd gen) 買った理由の第一がこれ。

ところが、てっきり iPad 版 Mendeley で注釈付けれると思ってたら無理だった…。書きこむところは当然紙のほうが楽なんだけど、何度も参照できるところにも電子版の意義があると思ってたのに…。

軽く調べたところ、GoodReader / iAnnotate / PDF Expert のいずれかの PDF 注釈アプリを使う必要があるとわかった。GoodReader はあちこちで「必須アプリ」だの「神アプリ」だのいうのを見かけたけど、正直ただのビューアでしょ?と思ってた(それどころか、一番最初は Reeder という RSS リーダと混同してた)。あとあのアイコン、ダサいと思う。でも今回初めて、なるほど注釈できてかつこの3つの中では一番安いなら、人気なのもわかるかな、とは思った。

この3つのうち、フリー版で試用できるのは iAnnotate だけ。なのでこれからするつもりだけど、他のがどうかわからない。ググると、3つを比較したエントリがあった:
http://cynicalbabblings.wordpress.com/2012/04/05/pdf-editing-apps-2012-review/
長いのでちゃんと読んでない。結論としては PDF Expert がいいよ、といってるので、たぶん素直にこれ買うと思う。→ 迷ってる時間が割りに合わないので買った。

で、先生にもらったPDFを読む…!? iBooksで読んだときはわかんなかった先生の注釈が!なにこれすごい。楽しすぎる。

UPDATE: 2012-05-12

PDF Expert 使って読んでるんだけど、連続してたくさん開きたい時、いちいち SugarSync で Open in して、また4本指スワイプで SugarSync に戻って、Open in して…の繰り返しがだいぶメンドイ。もしこれが GoodReader なら直接アクセスできるんならいいかも…という誘惑にかられたのでこれから買うわ。

UPDATE: 2012-05-14

GoodReader 買った。SugarSync に直接アクセスできた。いい。のかも。でも実のところ結局、MacBook Pro の Mendeley Desktop で読むのが一番楽だわ…検索してすぐ読めるのが便利すぎる。iPadとはなんだったのか…。

UPDATE: 2012-05-21

Mendeley も微妙だった。具体的には、annotation というか蛍光ペンで色塗るとき、ページ左側のテキストは問題ないのだけれど、ページ右側のテキストがうまく塗れず、意図とは全く違うところが塗られることがよくある。Nature, Science でもある。特に古いのに多いのかも?とにかく困る。Mac 標準の Preview では大丈夫。GoodReader でも大丈夫。全部でだめなこともあるけどまぁそれはたいてい古いPDFなのでしょうがない。それと、PDF Expert は annotation 以前に、数式がまともに表示されないことがあった。これは致命的。同じファイルが GoodReader なら大丈夫だった。具体的には、これ。
http://dx.doi.org/10.1242/​jeb.00663

究極的には、数式表示できるのは当然として、Mac・iPad・Winのすべてで annotations が同期してほしい。どうも Preview と GoodReader は同期というか相互に読み書きできてそう(PDFに直接埋め込んでるから?)。今後このへんの検証が必要。結局 Adobe Reader ってなったら失笑だなぁ…いやある意味当然かも?

UPDATE: 2012-06-04

検証の時間が取れていない。が、いまのところハイライトの同期は全く出来ていない。最近は、MacBook Pro (17"!) を重いけど持ち歩くようになったために、Mac : iPad = 8 : 2 くらいの時間割合で論文を読んでいる。

ついさっき iPad app の Notability を買ったが、ほとんど期待してない。単に$1と安かったから買っただけ。iPad 用 Papers アプリが気になるが、「ハイライトの同期ができない、クソだ」ってレビューがあって二の足を踏んでいる。せめて Mac と iPad だけでも同期できればと思うのだが。Win では最近は論文を読んでないので。

…うーん、 Kindle アプリ試してみるか。Kindle アプリでは今のところ試しに2冊ほど買った電子書籍を読…積ん読しているだけだが、PDFリーダ/アノテーションアプリとして使えるならそれもありかもしれない。

→ [2012-06-15] やろうとしてみた。…あれ? Kindle for iPad って pdf に書き込みってできない…?
Annotations on PDFs are not supported.
なんだ読むだけか。

あれ?いま上のURLのサイトもう一度見たら、iPad で入れた annotations が Win の Adobe Reader X でちゃんと表示出来てるよっていうスクリーンショットがあるな。つまり iPad → Win (Macもおそらく) は問題なしなのかな。でもどっちかというと逆が多いんだよなぁ今は。


UPDATE: 2012-07-01

現状報告。今のところ、Mac では Adobe Reader で、iOS では GoodReader(iPhone/iPod touch 版も閲覧用に買った)で、それぞれ蛍光ペン(ハイライト)をすると相互に見られるようになっている。Win もできたような気がするけど、なんか Sugarsync から警告ダイアログみたいの来てたかも…今日は忙しかったのでよく見ないで OK 押してしまった。

UPDATE: 2013-09-30

最近は iPad 封印してるので(ゲームしちゃうから…orz)使ってないのだが、Mendeley からのメールでとうとう annotation が実装されたとか来ていた。この記事の情報はもう古いので役に立たないと思う。ちなみに、デスクトップアプリの方は、Mac では一度 Papers に移行したのだけれど、Papers の Win 版がクソすぎて使いづらくて、まだ Mendeley と行ったり来たりしてる。


1 comment:

Shu Tora said...

iPadを使っています。このエントリ、非常に助かりました。ありがとうございます。